みなさんこんにちは 整備の佐藤です。
いまだに最低気温がマイナスを記録するなど、なかなか寒波が過ぎずに厳しく寒い日々が続いております。
今回は、タイヤについてお話させていただきます。
タイヤは車の安全性を考えるうえで、とても大切な部品になります。
「走る」「曲がる」「止まる」タイヤがなければ車は動きません。
そのタイヤの見方として「溝の深さ」を確認したりしますが、もう一つ見るべき重要な点があります。
それは「製造年月日」です。まずは画像をご覧ください。
この画像のタイヤは、溝はしっかりありますがゴムが変形してしまっています。これは製造年月日が6年前のタイヤでした。
タイヤは、ゴムだけではなくてワイヤーというひも状の繊維が入っています。タイヤはワイヤーが内蔵されることで、より一層と強度を増し、長距離の走行でも耐えられる製品となっています。しかし経年劣化によりそのワイヤーが変形してしまい、画像のようになっています。
このように、夏タイヤも冬タイヤも「溝の深さ」だけでなく、「製造年月日」も重要なポイントです。製造年月日は、タイヤが製造されてから大体4~5年が交換の目安といわれています。
またその他、タイヤの交換時期の目安は、「タイヤの溝が1.6mm以下になったとき」「タイヤにひび割れ・亀裂が入ったとき」です。
タイヤは溝がなくなれば滑りやすく、ひび割れや亀裂が入ったタイヤで走行していると、バーストする(破裂する)危険性があります。
さらに詳しく説明をすると、実はスタッドレスタイヤの場合は、製造年数から3年が交換の目安といわれています。スタッドレスタイヤの交換サイクルが短いのは、使用しているゴムが普通タイヤよりも柔らかく劣化しやすいため、ノーマルタイヤより硬化が進むのが早いからです。
製造メーカーによっては、製造から5年以上経ったタイヤは日常点検を継続すること、10年以上経ったタイヤは見た目に問題無くても交換することを推奨しています。その年数もあくまで目安で、タイヤの使用状況によって異なります。
安全なカーライフをお過ごしいただく為に、タイヤが気になるようであればタイヤの点検だけでもお気軽にご来店ください。