-刹那主義的四輪劇場-
第30回紹介作品
「フリック」
監督 デヴィッド・ハワード
出演 ヒュー・オコナー
2007年 英
劇中メインカー 1957年型 ヒルマン ミンクス
時代は1950年後半のイギリス。
純粋で一途な少年ジョニー(あだ名はフリック )は、ダンスホールへ出かけ、憧れの少女サリーをダンスに誘います。しかし、不良グループのいじめに合い、ヤケになって交通事故で車ごと海に転落、死亡してしまいます。
時は流れて50年後、発見された事故車の中に残されていたジョニーの遺体は、ラジオから流れるロカビリーミュージックによって覚醒、蘇ります。彼は往年の復讐を誓い、ゾンビと化した姿で次々と殺人を犯していきます。当時の関係者に復讐をしにいくわけですが、復讐される側も50年も前の恨みをハラされるとは夢にも思わなかったでしょう。しかしそんなことはジョニーくんには関係ありません。
そしてジョニーくんの目的は当時の憧れのサリーちゃんとダンスを踊ること。
ついにサリーちゃんと再会。当然サリーちゃんもおばあちゃんになっていたわけですが、それでもジョニーくんには永遠に憧れの女の子なのでした。
1950年代後半、ロカビリー全盛期にダンスホールでトラブルがあり、死亡後50年経ってロカビリーミュージックで生き返るなんて、なかなかロマンチックですね。
さて、この刹那主義的四輪劇場、
有名映画からB級C級~Z級などご紹介してきましたが、今回で30回目になりました。キリの良いところで一旦お休みいたします。次回以降のブログ内容はまだ未定ですが、引き続きマニアックな独り言でもつぶやきたいと思います。
阿部