皆さんこんにちは、整備チームの阿部です。
突然ですが今日はファミコンソフトの
スパルタンXについて語りたいと思います。
このファミコンソフトは、ジャッキーチェン主演の同名映画からの派生だと思いますが、
内容は映画と全然違います。
映画版はユンピョウやサモハンキンポー
なども共演し、格闘場面はあるものの
全体的にはコミカルで和気あいあいとした
ストーリーでした。
しかしファミコンソフトの内容は、
さらわれた恋人シルビアを救うべく、
カンフーの使い手であるトーマスが
単身、悪の巣窟「五重の塔」に乗り込み
悪者をバタバタとやっつける
シビアでアクション度の高い作品です。
襲い来る敵を蹴りやパンチで
倒すのですが、特筆すべきは
五重の塔の各階でトーマスを待ち受ける
中ボス達です。彼らの正式名称は
分かりませんが私は以下のように
呼んでいました。
1階 棒術男
2階 ブーメラン男
3階 怪力男
4階 妖術使い
そして最上階である5階は大ボスのミスターXです。
どのキャラクターも個性派ぞろいで、
上の階へ上がっていくほどその強さは
増していくのですが、
ここで私がクローズアップしたいのが、
4階の妖術使いです。別名、分身ババアと呼ばれ、当時の小学生達を恐怖と笑いのどん底に突き落としたのです。
この妖術使いのお婆さん。
身長が低いのでトーマスが上段蹴りを放つと
首が取れて下へ落ちるのですが、それもあやかしの術なのでしょう。首がとれたあと、煙とともに元の姿で復活します。そこへトーマスがまた上段蹴りを放つとまた首がとれて、そしてまた煙とともに復活・・・
それを面白がって繰り返すと、何度目かの復活で、なんとお婆さんが二体となって出現し、トーマスの背後からも攻撃を仕掛けてきます。火の玉だったり変な壺だったりを次々投げつけてくるので、大変危険なご老人です。そしてトーマスを倒すと、しゃがれた不敵な笑い声を出すのです。
その笑い方をクラスの友達で真似し、
誰が一番似ているのかを競うのも
流行っていました(笑)
まだまだコンピューター技術の進化の途中だった1980年代のゲーム。技術の追いつかない部分をアイデアでカバーし、素晴らしい名作が沢山生まれました。
任天堂さん、沢山の思い出をありがとうございました。
阿部