-刹那主義的四輪劇場-
第27回紹介作品
「激突」
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 デニス・ウィーバー
71年米
劇中メインカー 大型トレーラー ピータービルド281
車社会のアメリカならではの、ある意味、都市伝説のような内容の映画です。
映画監督スティーブン・スピルバーグのデビュー作にして、その名を知らしめた出世作です。
ある平凡な中年サラリーマンが車を運転中、遅い速度の大型トレーラーを追い抜いた事から恐怖が始まります。
追い抜かれたことに腹を立てたのか、その後、大型トレーラーは執拗にデイビッドの車を煽り、攻撃をしてきます。列車の1両分もありそうな巨大なトレーラーに後ろからガツガツとど突かれるワケですから、すさまじい恐怖でしょう。追い抜いたことをひたすら後悔し、満身創痍、逃げ続けるデイビッドでしたが、映画のクライマックスで、イチかバチかの賭けにでます。やるか、やられるかの勝負。デイビッドのとった行動とは!?
あまりにも有名なこの映画、ご覧になった方も沢山いると思います。私が初めて観たのは小学生時代、金曜ロードショーでした。徳光和夫さんの吹き替えが微妙でしたが、そんなことより映画の内容に釘付けになり、小学生ながらに車社会の怖さを教えられた作品でした。
急いでいるときこそ、安全運転で。
譲り合いの精神でハンドルを握りたいものです。
阿部