刹那主義的四輪劇場-
第1回紹介作品「ロードレーサーズ」
皆さんこんにちは、整備チームの阿部です。
第1回目の紹介作品は
「ロードレーサーズ」 94年米 95分
監督ロバート・ロドリゲス 主演デヴィッド・アークエット
劇中メインカー 1956年型シボレー・ベルエア
そう、私が愛してやまない50Sロックンロールに彩られた
珠玉の名作です。
序盤のコミカルで笑えるシーンから
中盤のシリアスな展開へ、
そしてありえないクライマックスで度肝を抜かれるという、
まさにロックンロールの疾走感を持つ映画なのです。
主人公のデュードが駆る愛車のシボレー、
これがまた彼の人間性をそのまま生き写したかのような
暴力的で繊細な黒いコンバーチブル。
このクルマが映画のテーマを背負い、
クライマックスまで突っ走っていると私は思うのです。
随所から放たれるマニアックなロカビリーサウンド、
頭に塗りたくったグリースで敵を転ばせる漫画的センス、
最後の最後に回収される、笑っちゃいけない笑える伏線、
そして驚愕のラスト。
これはハッピーエンド?バッドエンド?
そのジャッジは、ぜひご覧になってから決めて下さい。
阿部